
先生に言われた通りに練習しているのに、なぜか伸び悩んでいる…

養成所のやり方が自分に合っている気がしない…
でも、他のやり方を試すのは裏切りのような気がして…
そんなふうに感じたことはありませんか?
ボイトレや声優・俳優の世界では、
特定のメソッドや先生のやり方を
「唯一の正解」として信じ込んでしまうことがよくあります。
それ自体が悪いわけではありません。
ただ、一つのやり方に必要以上に執着してしまうと、
成長の妨げになることもあります。
この記事では、年間1,000時間以上の指導実績を持つ現役ボイストレーナーが、
一つのやり方に執着することのメリット・デメリットを整理します。
今の環境にどこか違和感を感じている方は、
ぜひ最後まで読んでみてください。
この記事を読むと、以下のことがわかります。
- 一つのやり方を極めることの本当のメリット
- 執着しすぎることで起きる3つの落とし穴
- 行き詰まったときに試してほしい考え方
この記事を書いているMotto!はこんな人!

①年間1000時間以上の
指導実績のあるボイストレーナー
②声優志望、プロの声優への
マンツーマンレッスン実績が
年間500時間程度あります
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一つのやり方に執着することのメリット
まず、悪いことばかりではありません。
一つのやり方を徹底することには、明確なメリットがあります。

あの先生はこう言った

でもこっちの本には違うことが書いてあった…
こういった迷いが生じると、練習の質が下がります。
一つのやり方に集中していれば、余計な迷いが生まれにくく、
習得に集中できるというメリットがあります。
特に練習量が大切な声の世界では、
「考える時間」より「動く時間」を増やせることは
大きなアドバンテージです。

このメソッドをマスターすれば〇〇ができるようになる
という見通しが立つと、練習を続けるモチベーションになります。
「どこまでやればいいのかわからない」という状態は、
思った以上に精神的な消耗につながります。
一つのやり方を深掘りすることは、
ゴールを見えやすくする効果もあります。
特定の流派・養成所・スクールでは、
そのメソッドを習得していることが前提条件になっていることがあります。
一つのやり方を極めることで、
そのコミュニティ内での評価が上がりやすい
というメリットがあるのは事実です。
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一つのやり方に執着することのデメリット
一方で、執着しすぎることには確実な落とし穴があります。
一つのやり方だけを信じていると、
別のアプローチに出会ったとき、反射的に

それは間違っている
と拒絶してしまうことがあります。
しかし、声の世界に「絶対に正しいメソッド」は存在しません。
人の体はそれぞれ違うため、
Aさんに合う方法がBさんには全く効かないということはよくあります。
新しい視点を拒絶することは、
自分に合った方法を見つけるチャンスを手放すことになります。
あるメソッドを極めることは、
そのメソッドが通用する場所では強みになります。
しかし、別の現場・別の環境では評価されない可能性もあります。
声優・俳優の世界は多様なジャンルが存在します。
アニメ・ゲーム・舞台・ナレーションなど、
それぞれで求められるスキルや表現は異なります。
一つのやり方に縛られることで、
活躍できるフィールドが狭くなってしまうリスクがあります。

このやり方が唯一の正解
と信じていたものが自分に合わなかったとき、

自分には才能がない
と絶望してしまう人がいます。
しかし、それはそのメソッドが合わなかっただけです。
「やり方が合わなかった」と「自分がダメ」は、全く別の話です。
一つのやり方に固執していると、
この区別がつきにくくなってしまいます。
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一つのやり方がうまくいかないとき、
「自分がダメだから」と考える前に、
こう問いかけてみてください。
「このやり方が自分に合っていないだけかもしれない」
声の成長には正解ルートが一つではありません。
あなたの体・声質・癖・目指す方向性によって、
合う方法は変わります。
一つのやり方を基礎として大切にしながらも、
視野を広げて他の方法も試してみることが、
長期的な成長につながります。
特に以下のような場合は、
一度立ち止まって別のアプローチを検討してみてください。
- 同じ練習を続けているのに数ヶ月変化がない
- 先生に言われることが自分の感覚と全く合わない
- 練習するたびに憂鬱になってきた
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まとめ:大切なのは「執着」より「選択」
この記事のポイントをまとめます。
- 一つのやり方を極めることは、迷いを減らし、成長を加速させる面がある
- 一方で、執着しすぎると他の視点を閉じてしまい、成長の機会を失うリスクがある
- 「このやり方が合わない=自分がダメ」ではない。やり方を変える勇気も大切
あなたの声、あなたの表現に合ったやり方は、一つだけではないかもしれません。

行き詰まりを感じているなら、ぜひ一度、別の視点から自分の練習を見直してみてください。