声優を目指すために養成所や専門学校に入り、いざレッスンに通い出した。
最初の頃はモチベーションがもったあなたも、
夏前や秋頃になってくると、こんなことを思う人がいるのではないでしょうか。
休みたいなぁ
そんな風に思ってしまう気持ちがわからないとは言いません。
毎週同じ場所へ、同じように通うというのはどうしても億劫になってしまうことはあると思うからです。
しかし、声優養成所のレッスンは基本的に休むことは御法度、とされています。
一度のレッスンを休むことで、声優への道が閉ざされてしまう…
なんて噂があることもしばしばあるくらいです。
出席していることの何が偉いのか、要は実力の世界なんだからそこで示せば良いだろう
そういう風に思いたくなる気持ちもわからないわけではありません。
では、なぜレッスンを休んでしまうことが、そんなに評価に影響してしまうのでしょうか。
ちゃんと理由さえわかれば、休んでしまうことへの恐怖心が少し軽くなるかもしれませんよ。
この記事を書いているMotto!はこんな人!
①年間1000時間以上の
指導実績のあるボイストレーナー
②声優志望、プロの声優への
マンツーマンレッスン実績が
年間500時間程度あります
養成所のレッスンは、仕事やオーディションと同じ
全ての理由はこれです。
例えば、あなたがアニメのディレクターさんや、音響監督さんだったとして。
その日すでにキャスティングが決まっている声優が
今日は少し気分が悪いので休みます
と軽々しく言ってきたらどうでしょうか。
…二度とその人をキャスティングしようとは思わないのではないでしょうか。
そしてマネージャーさんも、その声優にチャンスを与えようとは思わないのではないでしょうか。
養成所のレッスンを休むということは、これと同等の重みがあります。
本来の仕事と違って、あなたがいないことによって、成り立たないレッスンが出てきたりしないとは思います。
しかし、そうやって休む”癖”があると思われてしまったら、
所属させたいとは思わないのではないでしょうか。
これは休むだけではなく、遅刻等にも同じことが言えます。
養成所のレッスンは一回一回がオーディションだと思って受けるくらいでちょうどいいというのが私の考え方です。
養成所のレッスンを、学校と同じだと思っていると、評価を下げることになるでしょう。
そして下がってしまった評価では、声優になることはできないでしょう。
じゃあ、何があっても、絶対に休んではいけないのか?
そんなことはありません。
何度も言いますが、要は仕事と同じです。
やむを得ず休むときは、しっかり理由を話そう
先ほどの休む理由は「気分が悪いから」というなんともフワッとした理由でした。
しかし、では何があっても這っていかなければいけないのか。
結論から言うと、そんなことはありません。
もちろん、穴を開けないに越したことはありませんし、休まない方が良いのは大前提です。
しかし、どうしようもないことはあると思います。
- 熱がある
- 喉が痛くて声が出ない
- 大きな怪我で動くことができない
こんな時に這って来られても、逆に迷惑をかけてしまうかもしれません。
もし、もうどうすることもできない状況で、やむを得なく休む場合は、
そのことをしっかり連絡して、休ませてもらいましょう。
そして、復活した暁には必ずしっかりとお詫びを延べて、
その分を取り返すようにしっかりと望むことができれば、
あなたの評価が落ちることはないでしょう。
どうしても休んではいけないとなると、無理をしてしまう方がいらっしゃいますが。
無理をして来られても逆に困る、という状況はあるものです。
何度も言いますが、ここは仕事と同じです。
行っても役に立たなそう、迷惑になりそうな状況になった段階で、早めに、連絡を入れましょう。
体調管理も声優の仕事
熱を出してしまったりなど、体調を崩してしまうことは人間なのであるものだと思います。
しかし、それが頻繁に起こってしまうと、やはり印象は良くありません。
体調管理も俳優の仕事
とはよく言いますが、まさにこれがその理由です。
声優さんも同じで、体調不良にならないよう、
自分の健康にも気をつかえるかというのは、実はとても大事なスキルになります。
- 毎日家の中にいて、ダラダラと過ごして運動をしない
- いつも好きなものばかり食べていて、栄養のことを気にしない
- 夜ふかしばかりでいつも寝不足である
などなど。
普通に健康に過ごせるように身体を労わるのも
レッスンにしっかり通えるようにするために必要なことです。
特に、レッスンについていくために一生懸命自主練習をするのはいいことですが、
あまり行き過ぎてしまって体調を崩してしまっては元も子もありません。
自分の身体と向き合いながら、日々を過ごせるようにしましょう。
やむを得なくない、よくある理由
上記のように良くある理由として体調不良を挙げましたが、
たまにやむを得ないように聞こえて、それは防げたのではという理由があります。
日本あるあるですが、
電車が止まってしまったため、遅延したため
という理由です。
いや、しょうがなくないか?と思えますが、本当にそうでしょうか。
例えば、
- 収録が始まる2時間前を目指していれば、多少の遅延は関係ないのではないでしょうか。
- 電車が止まってしまったのなら、バスやタクシーに乗り換えることもできるのではないでしょうか。
そんなお金はない、というのもわかりますが、
この外的要因での”休みたい”という連絡は
養成所側からすると弱い理由です。
管理ができていない、と判断されてしまっても致し方ないのでは、と思います。
普通の仕事でも遅延を理由に遅れてしまうことはありますが、遅延証明書などが必要になったりすると思います。
何度も言いますが、養成所のレッスン=仕事と同じ比重です。
それくらいの覚悟でいれば、遅延などに巻き込まれても最小限のダメージで済むはずです。
絶対に行く必要はないが、しっかり自覚を持って
どんなことがあっても休んではいけない。
そんな風に思ってしまうとプレッシャーを感じてしまうかもしれません。
しかし、何かあったときは致し方ないものです。
しっかり誠実に向き合ってレッスンに臨んでくださいね。
その姿勢を、養成所の方々はしっかり見てくれているはずです。
大きな一歩を踏み出すなら!
大きな一歩を踏み出したいなら、
思い切って専門学校の門を叩くことを考えましょう!
以下の記事をぜひ参考にしてみてくださいね♪
大きな一歩を踏み出したいあなたも、
是非普段の生活から意識を変えてくださいね😊