アニメの世界を始め、様々なコンテンツで聞かれるようになった声優の声。
声優を志したり、興味を持ったことのある人なら一回は感じたことがあるのではないでしょうか。
ちょっと…今の演技はやりすぎじゃない?
ドラマとか、実写の映画とかで見るような演技と違って、
声優さんの演技はどこか過剰な感じがしませんか?
真似してみようとするとよくわかるのですが、
普段の我々では考えられないくらい表現が過大なことが多いです。
例えば、声優さんが出演している舞台を観に行ったりすると
ちょっと情報過多だな…
と感じたりしませんか?
これには、ちゃんとした理由があるのです。
声優さんの演技はなぜあんなに大袈裟なのか。
俳優でもあり、講師経験のある私なりの経験則をお話ししますね。
この記事を書いているMotto!はこんな人!
①年間1000時間以上の
指導実績のあるボイストレーナー
②声優志望、プロの声優への
マンツーマンレッスン実績が
年間500時間程度あります
声優という仕事がかなり一人歩きしてしまっているので忘れられがちですが、
声優も、俳優という演技者の1ジャンルに他なりません。
声の演技を中心に活動する俳優を「声優」と呼ぶのです。
バスもトラックも、車の1ジャンル、みたいなものでしょうか…違うか…
ドラマに出ている俳優さんも、
舞台に出ている舞台役者も、
アニメを彩る声優さんも、
みんな同じ”俳優”というお仕事になります。
声優はその俳優のジャンルの中でも、かなり専門的な仕事です。
なんて言ったって、声でしか表現ができないのですから。
他の俳優さんと比べてみましょう。
- ドラマの俳優(声、身体、表情)
- 舞台の俳優(声、身体、表情)
- 声優(声)
圧倒的に、武器が少なくないでしょうか…?
しかし、俳優として伝えなければならない情報量に大きな差はありません…
つまり、声だけで身体や表情の表現まで成さなければならないということです。
これも実際にやってみるとわかるのですが。
声だけで全てを伝えてください。
ただしその際、身体や表情を使ってはいけません。
意外と難しいです。
且つ、どんどんどんどん表現を大きくしていかないと、全然伝わりません。
これが、声優の演技が過剰に見える要因だろうと思います。
声優さんはこの声だけで行う表現の大きさに慣れてしまっているので、
舞台とかに出た時に過剰な表現をしてしまったりするってことですね。
もちろん、その時その時で使い分けられる声優さんもいらっしゃいます。
その方は声優としてだけでなく、俳優としても一流である言えますね。
声優の演技が過剰である方にばかり目がいっていますが。
逆から見ても面白いものです。
昨今では、俳優さんが声優として様々な作品に出ることも増えてきました。
その際、なんか物足りなさを感じたりしませんか?
もうわかると思うのですが、ドラマなどを中心に活躍されている俳優さんは
普段、声以外の武器も使って演技をしています。
その演技に慣れているので、声だけの演技だと物足りない感じがしてしまう方が多いのです。
声優という仕事が、いかに専門職なのかがよくわかりますね。
ただ、
芸人さんが声優さんをやると上手である
という事例もしばしばありますよね?
芸人さんは普段のネタなどでも大きなアクションをしていますから、
声だけの演技になっても十分な情報量があるのだと考えられます。
もちろん、やっているネタなどによりますけどね
声優にフォーカスを当てて話していますが、
同じ表現者というジャンルでもたくさんの専門職があります。
ダンサーさんや殺陣を専門にやられる方など、
声優とは逆に身体表現によった方もいらっしゃいます。
俳優とはちょっと違いますが、歌手の方も表現者という意味では同じジャンルです。
しかし、大元は皆同じです。
何かを伝えるために、自分の身体を使って表現をする仕事。
声優になりたい方は、こういう方達と同じ土俵で戦うことになるのです。
表現をするというのは、何かを伝えるという仕事です。
どんな形で表現をするのが得意なのか。
それが本当に声優なのか。
一度、いろんな表現を勉強してみてもいいかもしれません。
もしかしたら、あなたの新たな表現者としての才能が垣間見えるかもしれませんよ?
大きな一歩を踏み出すなら!
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思い切って専門学校の門を叩くことを考えましょう!
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是非普段の生活から意識を変えてくださいね😊