昨今、とても人気の職業となった『声優』という仕事。
今や中学生や、高校生のなりたい職業ランキングでも、上位に入ってくるのが当たり前になってしまいました。
実際に声優を志す人もとても増えてきましたが、その理由はかなりさまざま。
- 好きなアニメがあって、その作品に出たいから
- アニメに関わる仕事がしたい
- 興味があるからなってみたい
などなど。
夢をもって、声優を志すことに関しては、私も大いに賛同しますし、大いに応援させていただきたいと思っています。
でも、ちょっと一度立ち止まってください。
声優はそんな簡単になれる職業ではありません。
一歩を踏み出すにしても、それ相応の気持ちが伴わないと、中途半端な結果に終わってしまい、人生そのものを左右しか寝ません。
よっぽど理解がない限りご両親や身近な人には反対されるでしょう。
声優になりたいと思ってしまった。
でも、実際どうなんだろう。
私は、講師の経験があるためいろんな声優志望の子たちをみて、そしてそれが叶っていく姿、散っていく姿を見てきました。
しかし、正直散っていった子の方が、圧倒的に多いのが事実です。
この記事に書かれていることで、自分の覚悟をぜひ確かめてください。
ちょっと、心が痛いかもしれませんが、乗り越えられればあなたは声優への第一歩を踏み出せるでしょう。
この記事を書いているMotto!はこんな人!
①年間1000時間以上の
指導実績のあるボイストレーナー
②声優志望、プロの声優への
マンツーマンレッスン実績が
年間500時間程度あります
- 『声優』になれる確率はすごく低い
- 一生『声優』で生きていくのは、かなり厳しい
- 今の日本では、一度王道の道を踏み外すと戻りづらいという現実
- それでも始めてみたいと思った時の選択とは?
声優になれる確率はすごく低い
冒頭で、そんな簡単になれる職業ではない、という風に紹介した声優という職業。
では、実際どれくらいの確率でなれるものなのでしょうか。
実際声優になりたいと思っている人は、今、日本全国に毎年「30,000人」います。
しかし、その中から声優に実際になった(事務所に所属した)人は、「300人」しかいません。
「30,000人に300人」しかなれない、言い換えれば「100人に1人」しかなれないというのは、かなり限られた人数であるというのはなんとなくわかると思います。
ちなみに。
パーセントにすると、「1%」の確率でしか、声優にはなれないということになります。
100回やって、1回しか当たらないくじ引きがあって、そのくじ引きを引くには人生をかけなければならない。
そう考えると、どれだけ無謀な挑戦なのか、ということがわかるかなと思います。
一生声優で生きていくのはかなり厳しい
さて、実際に事務所に所属して声優になれたとします。
そこで一安心と思ってはいけないのが声優の悲しいところです。
声優の世界で生き残ることは、とても難しいです。
実際、声優になれたとしても、声優の仕事だけで生活している人は生き残った人の中でもかなり稀です。
そして、声優になれたのに辞めてしまう人、続けられない人もたくさんいるのです。
その後、フリーランスになって声優の活動を続ける人もいれば、他の仕事もしながら声優の仕事をする人、少しジャンルを変えて舞台などに出演する人もいます。
声優の仕事だけで一生を過ごせる人というのは、本当にかなり限られた人たちなのです。
今の日本では、一度王道の道を踏み外すと戻りづらいという現実
確率が低いこともわかった。
そして、厳しい世界であることも重々承知している。
でも、やっぱり声優になりたいんだという人は、もう少し未来を見てみましょう。
実際、あなたが声優を目指したとしましょう。
そして、様々な方法でその道を志しましたが、道半ばで諦めることにしました。
さぁ、他に行くところがあるでしょうか。
ここが今の日本の残念なところなのですが、多くの人はここで路頭に迷うことになるでしょう。
声優になるのを諦めるのは、早ければ20代前半くらいで諦めがつきますが、大抵は30歳も近くなったころの人が多いです。
その年齢になってしまうと、もう新しく、しっかりとした条件で雇ってくれるところはかなり少なくなります。
悲しいことに、日本の『新卒で就職しないともう二度と就職できないかもしれない』という文化は現在まで廃れていません。
ここはでも声優の世界と同じで、若い人で、将来性のある人の方が良いというのは当たり前でしょう。
さて、
そんな状態にあなたがなったら、どうしましょう。
親御さんの反対を押し切って、目指した後に路頭に迷うことになり、親御さんに泣きつきますか。
それとも、必死に何かで生き残ろうとしますか。
どちらにしても、何も考えずに飛び込むには、あまりにリスクが高い世界だというのがわかると思います。
それでも始めたいと思った時の選択肢は?
とてもリスクの高い挑戦である、ということがわかっていただけましたでしょうか。
しかし、冒頭でもお話ししましたが、私は声優になるのを何が何でも諦めて欲しいわけではありません。
そんな意地悪な人はこんなサイトを運営しないと思いますw
(この記事は割と意地悪だと思いますがw)
全てのリスクを受け入れた上で、声優という職業を目指したいという気持ちが変わらないのであれば、ぜひ一歩足を踏み出していただきたいと思っています。
何もしなくて後悔するよりは
何かをして後悔した方が良い
と、思うからです。
実際に動き出すとすれば、こんな選択肢があります。
- 一般公開しているオーディションを受けてみる
- 専門学校に通ってみる
- 養成所に通ってみる
- フリーでも受けられる仕事を探してみる
ざっとあげるだけでも、選択肢は割とあります。
どれが自分に合った方法なのか。
身近な人の応援を受けられるのかなどは考えた方が良いかと思います。
選択の仕方によっては、とても危ない道を歩くことになる可能性があるからです。
でも、ここで自分の”覚悟”が決まっていることを自覚できた人は、どんな道を通ったとしても、必ず何かを為せる人だと思います。
逆に、この記事を読んで少しでも迷ってしまった人は、一度しっかり考えた方が良いかもしれません。
『それでもやっぱりやりたい!!』
となったら、ぜひ声優を志してみてください。
何かを目指した経験というのは、無駄にはならないと思います。
私もこれからも、そのお手伝いができたら嬉しいと思います。
大きな一歩を踏み出すなら!
大きな一歩を踏み出したいなら、
思い切って専門学校の門を叩くことを考えましょう!
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大きな一歩を踏み出したいあなたも、
是非普段の生活から意識を変えてくださいね😊
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