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ナレーションがただの棒読みになってしまう…

抑揚がなくて原稿をただ読んでいるように聞こえる…
声優を目指す人だけでなく、アナウンスやプレゼンをする人の多くが抱える悩みです。
でも安心してください。棒読みは才能の問題ではなく、練習の仕方を工夫すれば誰でも改善できます。
この記事では、初心者でも取り組めるナレーション練習法を徹底解説します。
棒読みの原因から具体的な練習ステップ、注意点やおすすめアイテムまで紹介しますので、今日から取り入れてみてください。
この記事を書いているMotto!はこんな人!

①年間1000時間以上の
指導実績のあるボイストレーナー
②声優志望、プロの声優への
マンツーマンレッスン実績が
年間500時間程度あります
ナレーションが棒読みになる原因
まずは「なぜ棒読みになってしまうのか」を知ることが大切です。
意味を理解せずにただ文字を追って読んでいる
👉文章の意味や背景を理解せずにただ読むと「平坦な声」になってしまいます。
抑揚や強弱が一定
👉どの単語も同じトーンで読んでしまうと、聞き手には一本調子に聞こえます。
息の使い方が浅い
👉呼吸が浅いと声に余裕がなく、早口で機械的に読んでしまいがちです。
👉 つまり、棒読みは「理解不足」「表現不足」「呼吸不足」が原因になっているのです。
ナレーションの基礎練習
ナレーションの基盤は良い発声にあり。
そして、その発声の基盤は”呼吸”です。
胸式呼吸では声が安定しにくいため、腹式呼吸で支えのある声を出すことが大切です。
滑舌トレーニング
- 母音発声(あ・い・う・え・おを丁寧に発音)
- 「外郎売」や早口言葉を使った練習
👉 滑舌が良くなるだけで聞き取りやすさは格段に上がります。
音読練習
新聞記事やナレーション原稿を声に出して読むだけでも効果的です。
まずは「正しく・丁寧に読む」を意識しましょう。
この「正しく、丁寧に読む」のが実は結構難しいことに気がつくはずです。
ナレーションでもセリフでもここはとても大事なポイント。気を抜かず丁寧に!
表現力をつける練習法
意味を理解して感情を込める
ナレーションは「感情を演じすぎる」必要はありませんが、意味を理解した上で自然に声に乗せることが大切です。
ナレーションとはそもそも何のためにあるのかを理解していると良いです。
僕は、ナレーションのお仕事は「誰かに、何か情報を説明すること」だと思っています。
何かを説明しているのに、説明している本人が意味がわかってないのは変ですよね?
なので、この内容をしっかり理解しているかが、ナレーションが上手くなる最重要ポイントです。
強弱・間を意識する
- 重要な単語は強く、その他は抑える
何が伝わらないと内容がわからないのかは一つ前の段階でわかっているはず! - 聞き手に伝わる「間」をしっかり取る
大事な単語の前に間を置いたりして、文章にリズムが生まれると、聞きやすさが一気に変わります。
録音して客観的に聞く
自分の声を録音して聞き返すと、棒読みになっている箇所や抑揚不足がはっきりわかります。
先述したように、内容がしっかり伝わっているかが大事です。
わかりにくいのは何故なのか、どうやったらわかりやすくなるのか。
録音して聴くことで詳しく確認することができると思います。
👉 スマホでも十分ですが、USBマイクを使うと声のニュアンスまでしっかり確認できます。
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実践的な練習ステップ
ステップ① 原稿を読む前に内容を理解する
ただ読むのではなく、「誰に」「何を伝える文章なのか」「どう伝えるのか」を把握します。
大事なので何度も言ってしまいますが、ここが最重要ポイントです
ステップ② 声に出して音読する
最初はゆっくり、はっきりと。
発声と滑舌に注意しながら読むことで、基礎が整います。
音読の時は無理に表現しなくてOK。
あくまでゆっくり、はっきりを優先して音にしてみましょう。
ステップ③ バリエーションを試す
同じ文章を「優しく」「落ち着いて」「力強く」など違うトーンで読む練習をしてみましょう。
おすすめは伝える相手のイメージを変えてみることです。
自然と「トーンが変わらないと伝わらないのでは?」となってくれば完璧です👌
ステップ④ 録音して振り返る
自分のナレーションを聞き返すと「思ったより単調」「息が浅い」など具体的な改善点に気づけます。
息の浅さはフレーズの短さに出てきます。
ブツブツと切ってしまっていたら、それは呼吸が浅いのが原因かもしれないです。
ステップ⑤ 改善点を意識して再挑戦
弱点が見えたらそこを重点的に練習。
このサイクルを繰り返すことで棒読みは必ず改善していきます。
練習するときの注意点
- 感情を込めすぎない
演技過剰になると逆に不自然に聞こえます。
特にナレーションは感情を込めすぎると大事な内容が伝わらないこともあるので、気をつけて。 - 読みやすさを最優先にする
ナレーションは「演技」よりも「聞きやすさ」が大切です。
特にフレーズの長さには注意して。
自分が思っているより、ブツブツ切ってしまって聞き取りづらいことも。 - 聞き手を意識する
「目の前の誰かに語りかける」意識で読むと自然さが増します。
原稿にばかり目を落とさず、できれば前に向かって話すように練習するのがおすすめです
ナレーション力を高めるおすすめアイテム
録音用マイク
自分の声を客観的に聞くことは成長に欠かせません。
スマホでも録音できますが、USBマイクを使うと声質の違いがはっきり分かります。
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音読用教材
新聞・ナレーション原稿・童話など、声に出す素材を多く読むことで表現力が広がります。
簡単に用意できる文章で全然OKです!
体験談:棒読みから抜け出せたきっかけ

私自身もナレーションを始めたばかりの頃は、原稿をただ読むだけで「棒読み」と言われていました。
でも録音して自分の声を聞いたとき、全然内容が理解できないことに気づきました。
そこから「意味を理解して読む」「大事な部分をしっかり伝えるように意識する」という練習を繰り返すうちに、次第に自然に聞こえるようになっていきました。
今振り返ると、自分で自分の読みを聞いていなかったのが一番遠回りだったと感じます。
結局、録音→改善→再挑戦のサイクルが一番の近道でした。
まとめ
- 棒読みの原因は「意味理解不足・抑揚不足・呼吸不足」
- 基礎練習(呼吸・滑舌・音読)で土台を固める
- 内容を理解して、大事な部分がしっかり伝わるように、強弱と間を意識する
- 録音して改善するサイクルを繰り返すことで確実に上達
- 機材(USBマイク)を活用すれば、より効率的に練習可能

ナレーションは毎日の小さな積み重ねで必ず上達します。
今日からぜひ、原稿を声に出して「意味を理解し、録音して振り返る」練習を始めてみてください。

