Motto Voice！ 
ボイスサンプルやオーディションでナレーションを入れるとき、
「落ち着いた雰囲気を出せる原稿がほしい」
と思ったことはありませんか？
そんなときに役立つのがドキュメンタリー風ナレーションです。
ドキュメンタリー風は、淡々と事実を伝えながらも「聞き手に映像を思い浮かべさせる力」が求められるため、声優やナレーター志望者にとっては必須の練習ジャンルといえます。
今回は練習に使いやすいオリジナルのドキュメンタリー原稿を6本ご紹介します。
それぞれの原稿とあわせて「練習のポイント」も解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
他のセリフ集はこちらにも
1. 自然（海）
果てしなく広がる、深い青。
波は絶え間なく寄せては返し、
生命を育む、母なる海。
練習ポイント
海の雄大さを表現するために、落ち着いた低めのトーンで読みましょう。語尾を伸ばさずに淡々と伝えると、より映像が浮かびやすくなります。
2. 動物（ライオン）
サバンナの王者、ライオン。
力強い咆哮は、仲間への合図であり、
生き抜くための誇りでもある。
練習ポイント
動物ドキュメンタリー風では力強さと威厳を意識。声に張りを持たせつつも、冷静さを保って読むのがコツです。
3. 歴史（偉人紹介）
ひとつの発明が、人々の暮らしを変えた。
トーマス・エジソン、その情熱は、
現代の光となって受け継がれている。
練習ポイント
歴史紹介は誠実で落ち着いた声が大切です。語尾をしっかりと切り、明瞭な発音で信頼感を出しましょう。
4. 科学（宇宙）
夜空に輝く無数の星々。
その一つひとつが、遠い銀河の物語を秘めている。
人類の探求は、今も続いている。
練習ポイント
宇宙の壮大さを伝えるために、ゆったりとした間を意識しましょう。急がず、余韻を残すことでスケールの大きさを演出できます。
5. 地域紹介（京都）
千年の歴史を刻む、古都・京都。
四季折々の景色が、訪れる人々を魅了し続けている。
伝統と現代が息づく、文化の都。
練習ポイント
観光紹介系は親しみやすさと格式の両立がポイントです。明るすぎず、少し柔らかい声で語ると「行ってみたい」と思わせられます。
6. 科学技術（AI）
私たちの暮らしを支える、新しい知能。
人工知能、AI。
静かに、しかし確実に、未来を形づくっている。
練習ポイント
最新技術を扱うナレーションでは冷静さと説得力を重視します。スピードを少し抑えて、一語一語を正確に届けるイメージで読みましょう。
まとめ
ドキュメンタリー風ナレーションは、落ち着いたトーンや誠実さを磨くのに最適な練習です。
同じ原稿でも声の高さや間の取り方で大きく印象が変わるため、ぜひ録音して自分の声を客観的にチェックしてみましょう。
ボイスサンプルに取り入れると、**「静かに語れる力」**をアピールできるので、セリフやCM風とは違った一面を見せることができます。
ナレーションの幅を広げたい方は、まずはこの6本から挑戦してみてください。
ボイスサンプルの作り方などはこちらをご参考ください！