秋冬の喉ケア完全ガイド|乾燥・寒暖差から声を守る方法

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朝起きたら喉が痛い

暖房をつけると声が出にくい

そんな季節がやってきましたね。

私はレッスンの中でよく生徒さんにこう話しています。

Motto!
Motto!

「冬は乾燥、ウイルス、身体が冷えて硬くなる“三重苦”の季節です。」

声を使う仕事にとって、秋冬はまさに「喉への試練」。
でも、毎日のちょっとした工夫で喉のコンディションを守ることはできます。

この記事では、声優志望者やボイトレ初心者の方に向けて、秋冬に喉を枯らさないためのケアと習慣をわかりやすく紹介します。

この記事を書いている人

この記事を書いているMotto!はこんな人!

①年間1000時間以上の

指導実績のあるボイストレーナー

②声優志望、プロの声優への

マンツーマンレッスン実績が

年間500時間程度あります


1. 秋冬に喉が枯れやすくなる原因

乾燥(湿度40%以下)

空気が乾燥すると、喉の粘膜がカサついて声帯がスムーズに動かなくなります。
乾燥が続くと炎症を起こしやすく、声がかすれる原因にもなります。

後述するウィルスも元気になってしまうので、乾燥は本当に大敵です。

寒暖差と冷たい空気

外は寒くて屋内は暖かい——この温度差も喉に負担をかけます。
冷たい空気を吸い込むことで声帯の血流が悪くなり、声が出づらくなることも。

これは持論ですが、人間は寒いのが嫌なのではなく、温度差に弱いのだと思っています。
夏でもそうですが、あんまり外気温と差がありすぎるのも良くないですね。

ウイルスやほこり、花粉

秋冬は風邪やインフルエンザ、さらに秋花粉も多い時期。
ウイルスやほこりが喉に付着すると炎症を起こしやすくなります。

喉もですが、鼻もやられると余計に声が出にくくになってしまいます。
そういう意味でもウィルスや花粉は厄介です。

👉 つまり秋冬の喉は、「乾燥・寒さ・ウイルス」の三重苦にさらされているというわけです。


2. 日常でできる秋冬の喉ケア習慣

① 加湿器を使って湿度をキープ

理想は湿度40〜60%。
エアコン暖房を使う部屋では、湿度が30%以下まで下がることもあります。
卓上加湿器を使ったり、濡れタオルをかけるだけでも効果的です。

まずは部屋に湿度計を置くことを強くお勧めします!

② 水分補給をこまめに

冷たい水ではなく常温の水を、こまめに少しずつ飲むのがベスト。
喉を潤すことで粘膜が守られ、ウイルスの侵入も防げます。

飲み物なら何でもOKでは無いので注意して!
喉にいい飲み物もありますが、水が一番安牌な選択肢です。

③ 首元を冷やさない

首や喉まわりの冷えは筋肉を硬くし、声帯の動きも悪くなります。
マフラーやネックウォーマーを使って保温しましょう。

最近の日本は少し暖かくなって油断している人が多いと思います。
声を使う人は特に首周りが冷えないように気をつけましょう。

④ 就寝時の環境づくり

寝ている間は口呼吸になりやすく、乾燥のリスクが高い時間帯。
寝室に加湿器を置く、保湿マスクを使うなどの工夫で朝の喉を守れます。

加湿器も結構いろんな種類がありますが、あんまりこだわりすぎず!
ただ、あまり加湿しすぎも良く無いので、ちょっと本気でこだわりたい方は、自動で良い加湿具合にしてくれる商品がオススメです!
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⑤ のど飴・スプレーで乾燥対策

外出中やレッスンの合間には、手軽に使えるケアアイテムを。
常に備えておくことで、安心にもつながります。

こういう喉を直接ケアできるものもオススメです。
最初は慣れないかもしれないですが、使い出すと飴よりも効果を感じやすいです!
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3. 練習時に気をつけたいポイント

ウォーミングアップを欠かさない

寒い状態でいきなり大きな声を出すのは危険です。
リップロールやハミングなどで少しずつ声帯を温めてから練習を始めましょう。

特に冬はハミングが効果大です。
乾燥の影響も受けにくく、ウォーミングアップの真価を発揮してくれます!

部屋を暖めてから練習

寒い環境では呼吸が浅くなりやすく、喉に余計な力が入ります。
軽く暖房を入れて、体が動きやすい状態を作ってから発声練習を行いましょう。

声帯周りもですが、冬は特に身体全体が硬くなっていることが多いです。
大きい関節である肩甲骨、背骨、股関節を大きく動かして血流を良くするのもお勧めです!

練習後のクールダウン

練習を終えたら、ぬるま湯でうがいをして声帯を落ち着かせましょう。
熱いお湯は逆に刺激が強すぎるのでNGです。

あったかいものを飲みたくなる季節ですが、アッツアツはやはりあまり良くありません。
適度な温度のものを摂るように心がけましょう。


4. 秋冬におすすめの喉ケアアイテム

のど飴

当たり前すぎるほどのケア商品の代表格。
こだわりがなければ商品は何でもOK。

個人的には龍角散がやはりお勧めです。
ボイスケアのど飴なんかもいいですし、割と大外れはないと思います!

加湿器

家で使う大きいものはもちろん、デスクやレッスン室で使える小型タイプも便利。
USB電源で動くものも多く、持ち運びしやすいです。

保湿マスク

寝ている間の乾燥を防ぎ、朝の声の出やすさが変わります。
使い捨てタイプもあるので衛生的です。

ただ、これ寝ている時は意外と外れていたりするので、寝る時は加湿器の方がお勧めしやすいですね!


5. 私の実践習慣

私は毎年この季節になると、次の3つを必ず意識しています。

  1. 朝と夜にコップ一杯の白湯レモン水
     → レモン果汁を少し入れた白湯。喉を潤し、1日の声の準備を整える。
  2. 寝る前にのど飴と加湿器
     → 朝起きたときの喉の軽さが全然違います。
  3. 首まわりを冷やさない
     → 体が冷えると発声筋も硬くなり、声が出にくくなるので注意。

小さな習慣でも、毎日続けることで確実に喉のコンディションが変わります。


まとめ

  • 秋冬は乾燥・寒暖差・ウイルスで喉に負担がかかる季節
  • 加湿・水分補給・保温を意識して喉を守る
  • 練習はウォーミングアップとクールダウンを忘れずに
  • のど飴や加湿器などのアイテムを上手に活用する

声優志望者にとって、喉のケアは“練習以上に大切な練習”です。
今日からぜひ、秋冬の喉をいたわる習慣を取り入れてみてください。
長く声を使う人ほど、日々のケアが未来の声を守ります。

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