メリットだけではない。一つのやり方に執着するメリットとデメリット。

物事を考えるとき、何かを成したい時、私たちは新しい方法や考え方を学び、実行します。

その流れはとても健全で、物事を成したりするのにはとても効率の良いやり方だと思います。

成功している人の真似をする、というのはどの分野でもしばしば行われる方法だからです。

しかし、いつしかその真似がエスカレートしてしまい、その人のやっていること以外は間違っているのではないか、という考えが生まれてしまうことがあります。

この考え方は、少々危険だと、私は思ってしまいます。

声の世界、芝居の世界、音楽の世界でも、こういった偏ったやり方に執着してしまう方は多々います。

もちろん、悪いことばかりではないのですが、良くない方向に出てしまうと本当に良くないことになってしまうことがあります。

一つのやり方に執着してしまうメリット、デメリットについて記してみたいと思います。

今の環境にどうしてもついていけない

今の環境にどこか違和感を感じる

そんな人は、一度見てみていただけたら嬉しいです。

この記事を書いている人

この記事を書いているMotto!はこんな人!

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①年間1000時間以上の

指導実績のあるボイストレーナー



②声優志望、プロの声優への

マンツーマンレッスン実績が

年間500時間程度あります

一つのやり方に執着するメリット

まずは、メリットからお話します。

先述した通り、別に一つのやり方に執着するのは悪いことだけではありません。

何か一つのことを極めることは、良い方向に出ることもしばしばありますので、そのメリットについては語らないといけません。

  • 考え方がブレないので、迷いにくい
  • 目標がしっかりするので安心
  • ある一定の場所では必要とされる確率が高い

このようなメリットがあります。

順番に見ていきましょう。

考え方がブレないので、迷いにくい

最大のメリットはこれでしょう。

考え方がブレることがありませんから、迷うことはありません。

その考え方に常に従っていれば、路頭に迷うことは基本的にないでしょう。

考え方やメソッドが確立されていればされているほど、その確率は上がっていきます。

目標がしっかりするので安心

先述した通り、路頭に迷うことがないので、明確なゴールが見えやすいかもしれません。

どこまで続くのかわからない道を進むのは、現実的でも精神的でも結構辛いものです。

その道のりの行き着く先が見えるのは、ある一定の安心を得るのにとても良いと思えます。

ある一定の場所では必要とされる確率が高い

その考え方やメソッドを突き詰めていけば、そのメソッドを確立したところはもちろん、付随するコミュニティではとても重宝される可能性が高いです。

むしろ、そのメソッドができることが必要とされる最低条件と言っても過言ではないかもしれませんね。

そういう意味でも、未来が保証されている可能性も高いので、一つの何某を極めるというのはとても生産的なイメージが出てきますね。

一つのやり方に執着するデメリット

ここまで見て参りましたが、

割とメリットも大きそうですね?

何度も言いますが、これでうまくいく人はたくさんいると思います。

しかし、最初に行った違和感を覚えている方は、もしかしたら下記のようなデメリットを感じているかもしれません。

続いて、デメリットについて見ていきましょう。

  • 他のやり方に出会った時に戸惑い、反発してしまう
  • 汎用性がない可能性がある
  • 合わなかった時に絶望してしまう

見ていければと思います。

他のやり方に出会った時に戸惑い、反発してしまう

一つのやり方を信じてそのやり方のみしか知らない状態を作ってしまうと、他の方法に出会った時に拒否反応を示してしまう人がいます。

それが自分が信じていたものと極端に違うものだと尚更です。

新しいやり方に反発してしまい、自分の中に取り入れることができないことが多いです。

せっかく出会った新しいメソッドも、一つに執着していたら手に入りません。

もしかしたら成長のヒントになったかもしれないのに、もったいないですね。

汎用性がない可能性がある

先ほどの逆説的な話ですが、どこかで重要とされるものが、どこでも通用するとは限りません。

そんな汎用的なものは、そうそう無いですし、誰かが良いと言ったものが、誰かにとっては悪であるなんてことはたくさんあります。

他のやり方ではできない、などと言っていると、もしかしたらどんどん孤立していってしまったりするかもしれません。

もう自分の居場所を一箇所作って、そこに骨を埋めるつもりなら何の問題もありませんが。

そうでないのならば、やはり他のやり方も取り入れないとなかなか生き残るのは厳しいのではないでしょうか。

合わなかった時に絶望してしまう

ここまではあるメソッドに自分がはまって、且つうまくいった時を例に話していますが。

もちろん、そのメソッドそのものが自分に合わないこともあります。

そうなった時に、自分が合わなかっただけなのに、自分が全てダメなのではないかと思って大きく落ち込んでしまう人がいます。

何をやってもダメなのではないか、くらいに落ち込んでしまうことも。

ちゃんと考えればわかるのですが、そのやり方が自分に合わなかっただけで、まだ何も落ち込む必要はないはずです。

他にも色々な方法を試してみて、本当に合うものを探してみることをお勧めします。

それでも合うものがなければ、その時は落ち込むしかないかもしれませんが。

たった一つのメソッドが合わなかっただけで絶望するのは、ちょっと気が早いかもしれませんよ。

時には多様性を持って、いろんな考えを取り入れよう

誰かの弟子になって、その考えを継承していく

芸事というのは、そのようにできているものではあります。

しかし、そこで成せなかったことが、他のところで成せる可能性は十分にあり得ます。

一つのやり方に執着しすぎると、落ちなくてもいい穴に落ちることもしばしばあります。

そうなりそうな時は、他の方法も見てみて、自分がどうやったら成長できるのか、試してみてください。

どうしても目の前のことで前が真っ暗になりがちですが。

視野を広げてみると、意外と簡単に解決したりするものですよ。

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